ゆうきカイロプラクティック

ヘルニアの手術後からの膝の痛み

〇来院までの経緯
25年前から腰痛があり、病院で診察を受けると腰椎椎間板ヘルニアと診断。その後腰椎5番の椎間板ヘルニアを手術。予後は良かったが、しばらくすると首に痛みがでて手にしびれが出始める。さらには膝に痛みも出始め、病院で頚椎のヘルニア、変形性膝関節症と診断。あまりに色々な症状が出てくるため、近所の神社でお祓いに行った際に神主様が当院の患者様で、そちらからご紹介を受けゆうきカイロプラクティックに来院される。

〇検査
1,構造的検査
・頚椎の右側の筋緊張
・頸椎
・両肩の可動制限
・両股関節の可動制限
・膝を内側に倒すと左膝に痛み
・カテゴリー3の反応(体の状態を3段階のカテゴリーに分ける)、腰椎への負担が強い。
・仰向けで手のしびれが強くなる、枕を高くするとしびれの軽減。

2,機能的検査
内臓体性反射 腎臓の弱化 それに伴う胸椎12番の変位
僧帽筋反射 なし
神経学的反射 右下肢陽性
頚椎指標 左向きで陽性

3,精神学的検査
陽性

〇経過と施術内容
初診時は、まず本来の体の状態を把握するためいくつかの防御反応(かばう姿勢)を検査。慢性化した長期間に及ぶ体全体のねじれ、緊張が強くでているため体が疲労困憊の状態。腎臓の反応が強く出ているのでそこへアプローチ。

検査を重ねると、ねじれが1番強いところが首の反応としてでているため、頚椎5番へのアプローチ。そこから右下肢に力が入るようになる。
その他腰椎に負担がかけている骨盤や大腰筋の施術を行い初診時は終了。
2回目の来院時には首の痛みの消失。腰痛と膝の痛みも軽減していたが、日が追うにつれ痛みがまた増してくる。頚椎の反応は出てこなくなったため、前回同様に腰椎、そして骨盤へのアプローチ。
3回目の来院された際には膝の痛みは消失。ただ首痛と頭痛が出るようになったとのことで再度全身の検査。しかし首に問題はなく、腰の影響もそこまで出てこなくなったので骨盤と胸椎へのアプローチ。
5回目の来院時にはすべての症状がほぼ出なくなったのでここで終了。

〇考察
膝が変形していてリハビリ等を行っても変化なし。
しかし施術後に膝の痛みがなくなったのは、問題が膝ではなく、違う場所に原因があったと考えられる。痛みがある場所に問題があるというわけではなく、今回は骨盤の関節(仙腸関節)の部分が原因で様々なところの神経の流れが滞っていた。

神経が圧迫されるほどの背骨の歪み(サブラクセーション)が起こると、体に機能不全が起こる。例えば手に力をいれる、指を動かすなどと言った運動機能、触ったものを感じる感覚機能のほか、無意識に動かしている内臓の働きや、傷が勝手に治っていく自己治癒能力など、体にはそれぞれの部分で役目がある。これを命令しているのが脳であり、伝えるのが神経だ。

神経は背骨の中を通り、24個の背骨に守られながらその間から各部分につながるようになっている。これがねじれにより圧迫を受けると命令に滞りが起こる。これが起こってくることで体は機能不全を起こしていき、いくつかの症状が現れるようになる。

特に骨盤というのは人間の上半身を支えている部分。つまり家で例えるなら土地。
その土地が傾いたことにより、背骨が不安定性が生まれ、それを筋肉が支えなければならず、それが結果として腰、首、膝に痛みが出ていたものと考えます。

袋井市の整体・自然治癒力を高めるカイロプラクティック院
ゆうきカイロプラクティック