ゆうきカイロプラクティック

カイロプラクティックの記事

カイロプラクティック理論の中にH.I.O学説(ホールインワン)というものがあります。
これは、神経圧迫を起こす部位を上部頚椎に求めたもので
その1カ所をアジャスト(矯正)することによって
全身の改善をもたらすという理論です。
この理論に適したテクニックがターグルリコイルになります。

カイロプラクティックからみた病気の原因は
自然治癒力の働きを妨害しているところであり
「病気」「症状」そのものが原因でなければ
患部そのものに原因があるわけではありません。
なぜなら「病気」になる前は「病気」ではなく
「症状」が出る前は「症状」はなく
これらの変化が体に起こりえる背景には
必ずそれを引き起こす「原因」があるということです。

訴える症状がどこにあろうといくつあろうと
そして病名がなんであろうと
自然治癒力の妨害を起こしているところが
本当の病気、原因が存在しているところと言えます。

頚椎1番は背骨の中で唯一、クッションの役目をする椎間板が上下ともなく
交通事故や出産時の頭部のひっかかりなど
動きが大きい分、ダメージを受けやすい
まさに神経圧迫を起こしやすい背骨の1つであることは間違いありません。

さらに頸椎1番は頭を支える重要な役目の骨でありながら
脳から全身に行きかう神経を保護する1番最初の骨でもあるので
ここで神経圧迫を起こすということは、そこから下に延びる神経に影響を及ぼす
つまり、体全体に影響が起こってしまうのです。

カイロプラクティックとは、症状、病気、患部に対応するのではなく
患者さん自身の身体には治癒力なるものが備わっているのに
なぜ治癒していかないか
その原因となる神経圧迫を起こしている箇所(サブラクセーション)を
的確にアジャストすることなのです。

多くの臨床結果と研究を重ねた末にたどり着いたこのH.I.O.学説は
いつもカイロプラクティックを行う上で
大切なことを教えていただけます。


袋井市の整体・自然治癒力を高めるカイロプラクティック院
ゆうきカイロプラクティック

今回はカイロプラクティックの代表的なテクニックの1つ。
ターグルリコイルテクニックを紹介します。
当院でも使用しますこのテクニックは
カイロプラクティックの創始者の息子、B.J.パーマーが開発したもので
「人間がもつ自然治癒力が病気を治し、その働きを妨げるのが背骨である。
その背骨を治療することで、その働きを100%にもっていくのがカイロプラクティックである。」
というカイロプラクティック哲学を最初に具現化したテクニックです。

アジャスト(矯正)をより安全なものにするためには、一体どうしたらよいか。
背骨は連続した集合体であり、一つの骨だけを動かすには
力ではなく、スピードが重要だという結論に至り
このテクニックが開発されたと言われております。

1912年当時はこのテクニックは全背骨を対象としてアジャストしていましたが
1930年以後、ターグルリコイルは上部頚椎に限られます。
必要以上のことはしない、そして本当の原因だけをアジャストする
カイロプラクティック理論と長年の臨床結果が
上部頚椎だけに限定されたのです。

最小の力で最大の結果を出すと言われるこのテクニックは
腕の屈伸力を利用し、素早いスピードでアジャストを行います。
立体的な3方向の複合的なねじれを起こす頚椎1番には
このテクニックが最も有効です。

レントゲン分析、姿勢分析、脊柱左右温度差測定器などを使用し、
12種類のリスティング(ねじれ方)とアジャスト時期を決定します。
当院では触診、筋肉検査、筋力検査などを使用し
それぞれに当てはまるリスティングを割り出します。

このテクニックは非常にシンプルですが
非常に高度なテクニックです。
ポジショニング、コンタクト、矯正方向、腕の振り幅
身体の防御反射を起こさせないための反射速度などを考え
アジャストを行わなければなりません。
見よう見まねではできない、非常に鍛錬が必要なテクニックです。


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トムソンテクニックの特徴はベッドを使った負担のかからない矯正。
そしてもう1つは、下肢の長さを検査し
それに応じた治療のカテゴリーが分類できることです。
3段階の下肢長検査(ディアフィールド検査)を用いて
骨盤カテゴリー、頸椎カテゴリーなどに分類し、治療法が体系づけられているため
初級者でも非常にわかりやすいテクニックでもあります。

・骨盤変位
腸骨変位のみで、仙骨の変位が見られない。
短足側の腸骨が後方変位、長足側の腸骨が前方変位、この場合をポジティブディアフィールド。
腸骨変位に仙骨の前下方変位が伴っている場合をネガティブディアフィールドといいます。
足の長短、足を曲げた時の変化により骨盤がどう変位しているかを確認できます。
もちろん人によりこのカテゴリーは異なり、アジャスト(矯正)の方法も変わっていきます。


・頸椎変位
頸椎のズレが長足、短足の原因になっている場合を頸椎症候。
後頭骨のズレが長足、短足の原因になっている場合を両頸椎症候といいます。
これは、頸椎、後頭骨の変位が骨盤を含めた身体全体に影響を与えている場合の反応としてでます。


カイロプラクティックでは、ただ腰が曲がっている
首が曲がっているからといってむやみに矯正はしません。
1つ問題が起こると、人間の治す力は補正作用を起こし
かばった背骨が曲がっていきます。俗にいうこれが背骨のゆがみです。

カイロプラクティックでは本来の原因を判断することで治療方針を見つけることができます。
単純に骨が曲がっているからという理由だけで矯正はしません。
これを見つけやすく施術できる点では、トムソンテクニックは非常に有効です。

臨床編では、腰痛、肩こり、坐骨神経痛、冷え性、痔、外反母趾、むち打ち
椎間板ヘルニア、四十肩、五十肩、などに対してアプローチする方法もあります。

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カイロプラクティックをやっていますと
「ボキボキするんでしょ?」「痛いんだよね」とよく言われます。
確かに、整体やカイロプラクティックと聞くとそのようなイメージをお持ちですよね。
実際、私も初めて受けたカイロプラクティックはボキボキされる施術でした。

しかし実際勉強をしてみると、それは1つの方法論に過ぎず、
実際にはいくつものテクニックが存在しています。
今回はその中の1つ、カイロプラクティックを代表するテクニック
トムソンテクニックを紹介したいと思います。

1950年代にJ.クレイ・トムソンによって考案されたもので
足の長さの変化でカテゴリーを分け、専用のベッドを用い
慣性の法則に従い軽い力でアジャスト(矯正)を行うものです。

トムソンは、余命10日と言われるほどのひどい糖尿病でしたが
カイロプラクティックで改善したことから、自身もカイロプラクティックの道を歩みます。
当時のパーマー大学(カイロプラクティックの大学)では、
頸椎の上の部分(上部頚椎)しかアジャストしてはならないという決まりで
それ以外の骨を触ったら退学とまで言われたほど厳しかったそうです。


そこでトムソンは、よりアジャストを効果的にするために
1958年にトムソンテーブルを開発します。

これまでの手のみのアジャストに対し、ニュートンの慣性の法則を利用し
ベッドが落下して下に到達した時に第2の力が働き骨が矯正されるという
今までなかったカイロプラクティックアジャストメントを構築しました。
反射した瞬間ではなく、到達した時に矯正されるため
わずかな力で密度の高いアジャストができるようになり
患者さんへの負担も少ないのが大きな利点です。

通常の平台とは違い頭部、胸部、腰部、骨盤部とそれぞれドロップ機能がついており
問題個所を特定しその部分のアジャストが可能。
さらには昇降機能がついており、ご自身で横になれない
または立ち上がれない方もサポートができることから
当院でもこの機能のつくベッドを使用しております。

患者さんの体重に合わせてドロップさせることができるので
トムソンテクニック以外の多くのカイロプラクティックのテクニックでも使用されています。
(2に続く)

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