ゆうきカイロプラクティック

コラムの記事

高校卒業と同時にカイロプラクティックの世界に入ったわけですが
17歳の時、初めてカイロプラクティックを体験したのは「整体院」でした。
というのも、僕が生まれた街は田舎で
カイロプラクティックという言葉に馴染みがなかったため
その先生は「整体」という名前でやられていたからです。

その先生の施術を受けて自身の症状が良くなり、興味を持ち
勉強してみたいという思いからこの世界に入ったわけですが
整体とカイロプラクティックの違いはもちろん知らず
いわれるがままにカイロプラクティックの学校に入学したのですが
最初の授業で先生は
「整体とカイロプラクティックは別物です」とおっしゃいました。

カイロプラクティックと整体の違いについては以前書いたのですが
違いがいくつかある中で、とても大切なことは
どんな症状であれ、その人の体の本当の原因箇所を施術すること
痛みがあるところに原因があるとは限らない、ということでした。

「腰痛」といえば、腰に何か問題がある
と考えるのが普通だと思います。
実際に整体院やマッサージに行けば
痛みがあるところを施術するところが多いですね。
ところが実際は、そうではないパターンもいくつもあり
腰痛なのに右足首が問題でした、なんてこともあったりするわけです。
これはきっと一般的な整体にはない考え方なのではないかと思います。

いかにフラットに体を診れるか
症状に惑わされず、本当の原因箇所を特定する
それを忘れないようにしていたつもりだったのです、が
先日、ご紹介でいらした患者様
腰痛でお悩みとのことでご来院されました。

何回か施術をしても腰痛が改善されない。
良くなるけど、数日するとまた腰痛がでてきてしまう。
それを何回か繰り返している状況でした。
そうなるうちに、いつの間にか
腰痛=腰に問題があるのではないか、という
頭になっていたんだと思います。(反省)

ふと仰向けの時に首を触ると
首の骨の1番上がおかしいことに気づきました。
そこをターグルリコイルというテクニックを使って施術をすると
次回のご来院時に腰痛が改善されていました。

首が原因で腰痛がでるなんてありえるの?
と思う方がたくさんいらっしゃるかと思いますが
実際にあるんですよね。
わかっていたつもりでいたのですが
「痛みがあることころに原因があるとは限らない」
をもう1度思い出させてくれた一例でした。

患者様には感謝です。
いつもありがとうございます。


袋井市の整体・自然治癒力を高めるカイロプラクティック院
ゆうきカイロプラクティック

前回お話したサブラクセーションはどのようにしてできるのか。

大きく分けると2つに分かれます。
それは外的要因と内的要因
簡単に言うと、構造的な歪みと機能的な歪みになります。

外的要因というのは、外側から影響されるものを指します。

○突発的なもの
交通事故、転倒や何かに当たるなどといったケガ、出産など
突発的に体が衝撃を受けるものです。
交通事故によるムチウチで頚椎に問題が起きたり
足をくじいたり肩を痛めたりなど
背骨から離れたところで問題が起きても
それを庇う姿勢をとり背骨を曲げたりします。
出産は骨盤が開くため、骨盤が正常にくっつかなかったりすると
腰痛になりやすかったり、数年後に様々な症状が現れたりします。

○持続的なもの
日常生活や仕事で負担のかかる姿勢をすることで生まれるケースです。
ソファや椅子で足を組んだり
長時間の運転や立ち仕事での傾いた姿勢
スポーツ選手などの長期的疲労、負担なども
体に影響を及ぼしていきます。

内的要因は、内側の影響が体に影響を及ぼすものとなります。

○内臓の問題
自律神経反射の中に、内臓体性反射というものがあります。
例えば、胃が痛いときなど
うずくまるような姿勢を取りますよね。
お腹が痛いと言って、後ろに沿っている方は
いらっしゃらないかと思います。

脳から出た指令は神経を通じて
筋肉や内臓など、様々なところに伝達されます。
その経路は背骨の中を通り
各背骨の隙間から様々なところに向かっていきます。

カイロプラクティックの中では
胸椎5番は胃に、腰椎3番からは
精巣・卵巣に神経が伸びている、など
背骨ごとに支配神経が関連しているという考えがあります。
向かう先の内臓が弱ると、その情報がフィードバックされ
その部分の背骨を曲げるということが起こっていきます。
これは整体にはない考え方です。

他にもストレスなど、内因的要因はいくつかありますが
今回は簡単に説明させていただきました。
これらの複合的な問題が体に表れてきますので
なぜ歪むのか?の問いに、一言で答えるのは難しいですね。


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歪まない方法はありますか?と聞かれることがありますが
結論から言うと難しいです。
地球には重力が存在するため
地球に存在する以上、常に下に向かって力がかかっているので
二足歩行の人間は、常に左右どちらかの足にバランスをとっています。

片側に体重が移動すれば当然そちらに体は傾いていく
しかし人間は、常にバランスをとるよう働きかけますので
倒れないように体を傾け、上手く立つことができます。
倒れるほど傾いて歩いている人はほぼいないわけです。

それは骨の歪みも同じで
例えば骨盤がねじれれば、それに対して
腰の骨、背中の骨、首の骨がかばって曲がるといったように
常にいいバランスをとるように働きかけます。
これが俗にいう全身の歪みになります。

なので、背骨が曲がるということは
人間にとっては正常な反応なのです。
その順応が出来ればできるほど、健康な状態といえます。
そして睡眠で1日使った体をリセットできれば
問題はないわけです。

ただ、リセットが出来なくなってきたときに問題が起こります。
疲労が多すぎる、睡眠時間が短い、睡眠の質が悪いなど
リセットできなくなる外的要因は様々ありますが
カイロプラクティック用語で「サブラクセーション」と言う
「神経が圧迫された」背骨のねじれが出来ると
本来の人間のもっている活動を妨げられ
回復できない体になっていきます。

背骨の役割は、体の支柱の役目をすることと
もう1つは脊髄(神経)の保護をしています。
神経は脳からの命令を伝達する役目をしていますので
ホースがねじれて水の流れが悪くなるのと同じように
背骨がねじれて神経の流れ(脳からの伝達)が悪くなり
体のバランスを保とうとする力が弱くなり
次第に体に負担がかかっていきます。

では、このサブラクセーションはどのようにして生まれるのか
いくつか原因がありますので
次回はそれを紹介しようと思います。


袋井市の整体・自然治癒力を高めるカイロプラクティック院
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カイロプラクティックが誕生して120年余り。
日本でのカイロプラクティックの認知度はまだまだ低く
わかりやすく「腰痛、肩こり、坐骨神経痛」といった痛みやコリが現れた時に
病院に行こう、またはどこかいいところはないか
その選択からのスタートになるかと思います。
そして当院のホームページにたどり着いた、
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「急に痛くなった」=「急に悪くなった」
とお考えの方が多いと思いますが
実はそうではなく
身体が限界に達し、これ以上ひどくなると体が危ないよ、という
「危険信号」を出した時、人は痛み成分を発生させます。

つまり、痛みが出た時点で
すでに体はひどくなっている状態なのです。

虫歯も同じように、痛みが出るころには
状態はかなり進行しています。
痛くない虫歯があるように
痛くないけど、背骨や体の状態が悪い方はたくさんいらっしゃいます。

なぜその前にケアをしないか、できないか。
それには2つ理由があると思っていて
1つは背骨が歪んでも
そんなに大きな問題は起きないと思っていること。
そしてもう1つは、自分の背中は見えないので
どこまで悪いのか判断がつかない
危険信号がでるまで、気づけないという点ですね。

「将来の医学は、薬を使わず人体の骨組みを治すことによって、病気の予防をすることである。」

と、あの発明王トーマス・エジソンが言葉を残しているように
背骨のケアは非常に重要です。
では、今ご自身の体がどのような状態かを
簡単に調べるための項目を並べてみました。
いくつ当てはまるか、鏡を見ながらチェックしてみてください。


・耳の高さが違う
・肩の高さが違う
・目の高さが違う
・顎が曲がっている
・手の指先がどちらか長い
・骨盤の高さが違う
・既製品のズボンをはくとどちらか短い
・座るといつも同じ側の足を組む
・頬杖をつく手がいつも同じ
・いつも片側だけ怪我をしやすい(片方だけ吹き出物等がでやすい)
・靴が片方だけよく減る
・いつも同じ側にバッグを肩にかける


いかがでしたでしょうか?

0~4個当てはまった方はこのままお気を付けください。
5~8個当てはまった方はなるべく早いうちに背骨の検査をおすすめします。
9~12個当てはまった方は今すぐ背骨の検査を受けてください。

病気も虫歯も背骨も同じです。
痛みが出る前に、症状がひどくなる前に
早く改善させましょう。
カイロプラクティックは「予防医学」です。


袋井市の整体・自然治癒力を高めるカイロプラクティック院
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気温もだいぶ上がり、桜も見ごろを迎え
過ごしやすい日が増えてきました。
春の陽気と共に体調も良く、と言いたいところですが
この時期は体調を崩す方が多く
寝違えやぎっくり腰になってしまいました、という
急なご連絡が増えるのも事実です。

ではなぜそのような方が多くなるのか。
春は芽吹く季節といいますが
それは実は体も全く同じで
体の内側の状態が、外側に出やすい季節になります。

冬の寒い時期は血流が悪くなります。
血流が悪くなると、本来外に捨てなければならない
疲労物質や老廃物、不純物または毒素が
体にとどまりやすくなります。

さらに冬は体温との差が開くため
体温を維持するために、自律神経も活発に働くので
自然と体力を使っています。
冬の間の不摂生などがあればさらに
体にどんどん蓄積されていきます。

そして春を迎えると、暖かくなり体が緩み
これまで悪かった血流が良くなると
冬の間にたまったものが、一斉に流れ出します。
これが内臓に大きく負担をかけるのです。

特にこの時期は血流をろ過する腎臓に負担がかかります。
腎臓は大腰筋(直立姿勢を保持する筋肉)と密接な関係があるため
腎臓が弱ると体が崩れます。
それにより他の筋肉がカバーし、こわばることで
ふとした時にぎっくり腰になったり
朝起きたら首が回らないなどといった症状が出やすくなるのです。

体は全てつながっていますので
内臓の問題から体に影響を及ぼすことも多々あります。(内臓体性反射といいます)
他にも、毒素がたまりすぎて体内で分解できず
それを皮膚から出そう体が反応を起こすので
アトピーや肌荒れなども強く出やすくなります。
こういったのも同じ反応ですね。

改善策としては、春は普段より早めに寝ることです。
体もわかっていますよね?春は眠くなります。
睡眠は体を回復させる方法です。
体は回復したがっていますから、その声をちゃんと聞いて
普段より早く寝ることを心がけましょう。

腎臓をうまく働くことができるように
神経の流れを整えてから寝ればさらに回復しやすくなります。
これを読んで、少しでも不調を感じている方がいらっしゃいましたら
早めのケアをおすすめいたします。


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